☆人妻恋愛日記☆


     「人妻の恋愛日記」  最終回
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☆━━━━━                               ━━━━━☆
┃あの日記は、一緒になれないという予感を持ちながら、2度とない 
┃思い出になるだろうから残しておきたいという気持から書き始めた    
┃日記でした。                                
┃そう思いながらも、あの人にのめり込んで行く自分がいました。     
┃あの人と出会って短い期間ではありましたが、共有した時間を後悔
┃したことはありません。                   
┃後悔していることは、別れを醜いものにしてしまったことです。 
┃恋は魔物、情熱だという言われ方をしますが、冷静な状態ならば 
┃絶対しないであろう事をさせてしまう力さえもあります。    
┃今回から日記ではありませんが、彼と私の関係の変化・私の内面 
┃常軌を逸した行動を数回に渡り書いてゆきたいと思います。        
☆━━━━━                              ━━━━━☆

<ちょっと・・・>

以前も書いた覚えがあるのですが、ツーショット、伝言バイトについて
相変わらずやってみようと思うというメールが来ますので
そいうことを考えている方が他にもいらっしゃる?やもと思いまして
再び書かせていただきます。

裏の世界・知らなくてよい世界に足を踏み入れたと思っています。
犯罪の温床になっているツーショット、伝言ダイヤルでもあります。
こういうものは無くなって欲しいと強く願っています。
皆さんには、そういう世界に縁の無い生活を送っていただきたいです。
本当に仕事と割りきってやれる自信があっても男女のことです。
どこでどう気持ちが揺さぶられてしまうか見当もつきません。
私も自分がそんなことにゆめゆめハマっていくとは思いもしませんでした。
こういう世界にはまり込み傷つけば、以前の自分に戻ることはかなりの時間を
要します。カウンセリングを受ける女性もかなり多いと聞いています。
君子は危うきに近寄らずでいてください。

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あの人の心の中にイヤな女としてでも残りたいと思った。
その他大勢の女性として忘れ去られるより・・。
私の歪んだ心だった。


<7月〜12月までの回想>


7月、大胆にも私の住む市街の最も人通りの多い駅で待ち合わせをした。
早めに駅前に着いた私はデパートでぶらぶらした後、駅に向かった。
私の目に飛び込んできたものは、禿げかかった頭・・。
その頭がイライラしながら駅の改札口やあっちやこっちやと動いて
いるのが見えた。以前から薄かったが、一段と薄くなったような気がした。

私は後ろから近づきポンと肩を叩いて
「ごめん。遅くなって」
と言って、私は自分の知っている喫茶店にあの人を案内した。
「へぇ〜、洒落てる店だな。こういう所、しばらく入ってないよ。」
とあの人は言った。そして店の一番奥の席に落ちついた。

「こないだ第1回目の家裁調停があって、訊かれたよ。」
「何を訊かれたの?」
「○○(私の名前)さんという人をご存知ですか?てね。」
「そうなの」
あの人の返答している姿を想像したらフッフッと思わず笑ってしまった。
「何がおかしいの?」
とあの人は言った。
「ごめん。何もおかしくないよね。」
「慰謝料に300万円要求してきたよ。どうやって払えてんだ・・。
裁判所に行くのにスーツ着て行きたくないよ。
今度行く時はくたくたのシャツにサンダルででも行ってやろうかと思って。」
と、半分やけくそになっているような口調だった。

「俺みたいな特別何もない男、何の仕事したらいいんだ。わからないよ。
 ほんと困ってるよ。このご時世ならパソコンでも得意ならなあ。
 手取り最低30万円以上は欲しいんだよな。」
私は、いろんなお店で成功している人や手に職を持っている人の話をした。
「ホストにでもなったらどう?」
冗談半分で言ってみた。
「俺にあんな仕事できると思うの?」
「よくしゃべるし、合ってる気がするよ。」
「いやだね。好きでもない女の相手する仕事なんて。
好きじゃない女とは1時間も一緒にいたくないよ。俺の好みは理想が高いんだよ。」
へぇ〜と思いながら黙っていると
「だから、あなたと付き合ったんだよ。決して嫌いなタイプじゃなかった。」
あの人は言ってきた。何か苦しい弁明にさえ聞こえた。
それは好きなタイプでもなかったてことでしょうに・・。
あの人はしゃべる度に墓穴を掘っていっていくような気がした。
「今更、そんなこと言わなくていいよ・・。」
と私は言った。

「あの電話のバイトしてさ、あれから(自分と別れてから)誰かに会った?」
「会うわけないでしょ。」
と私は答えた。会ったと言った方があの人は気が楽になったのだろうか。
それとも、少しはまだ私を気にしてくれる気持ちがあったのか。
いやそれは無かっただろう。

別れ際、あの人が券売機で切符を買っている時、前回より少ない△万円入った
お年玉袋を私は
「この間より少ないけど・・」
とあの人のズボンのポケットに押し込んだ。
あの人は、それをポケットから取りだし
「お年玉袋かぁ〜。かわいいね。」
と言いながらふっと笑った。

8月には来週月曜日に食事しないかという電話があったが、仕事があると言って
一旦断った。しかし、むしょうに会いたくなり、留守電に食事を作っているから
連絡待っているねと入れた。月曜日、自宅で食事を作り私はあの人からの連絡を
待った。そう、私は自宅に呼ぼうとしていたのだった。
あの人から連絡はなかった。当たり前である。
夫と住む自宅になど、はいそうですかなんて来る男もいないだろう。

そして9月に会った時はお金は用意して行かなかった。
お金ももう渡せないことを話した。
そもそも貢ぐという行為自体、私は基本的にイヤであった。
あの人は、そのことについて別に執着もしなかった。
その日、あの人が精神的に落ちついていて、私を必要としない事を実感した。
この人を安定させてくれる女性がいるんだと思った。
この日、あの人はほとんど居候先の猫3匹についての話をしていた。
私の元に戻ってきて欲しいあの人は去年8月〜12月頃の彼だった。
その彼はそこにはもうあきらかに居なかった。

10月にあの人から電話がかかってきて
「会う?」
と言ってきたが
「悪いからいいよ。」
と断った。

11月11日に私はあの人に電話をかけた。
「もしもし、お誕生日おめでとう。どう○歳になった気分は?」
「年とったなあて感じてるよ。」

「その後、離婚はどうなってるの?」
「変わりないけど、慰謝料が100万円になりそうだ。」
「で、結局、仕事は決まった?」
「就職が決まりそうなんだ。一流大出てると、やっぱ違うよなあ。
うん、病院関係・・。福祉関係と言ったほうがいいのかなあ。」
確かに、K大は一流大だけど、自分で言うか!て気がして
呆れて何も言えなかった。そうだねとでも言えば良かったのだろうか。
少し間をおいてから私は言った。
「へえ、あなたがそういう方面に就職するなんてね・・驚きだわ。」
「これからは地道に暮らしていこうと思ってるんだ。」
とあの人は言った。

「性格の相性て本当にあるなと思ったよ。・・Hて飽きるもんじゃないよ」
「誰のこと言ってるの?奥さんのこと?私はH飽きるほどしたことも無いしね」
「俺とカミさんは、そういうことが理由で離婚するんじゃない」
「あのバイトしてた時、結婚して何年もすると飽きると言ってた男性多かったよ」
「俺は結婚生活長くしたことないから、まあ、よくわからないけど。」

「猫3匹飼っている知り合いて女性でしょ。男で3匹飼う人なんていないもの」
と言うとあの人は黙っていた。
「彼女がいるんでしょ?」
「そんな事話そうが話さまいが俺の勝手でしょ。今から出かけるから電話切るよ」
まさに図星だったらしく、焦っている様子が伝わってきた。

それから、あの人の誕生日も過ぎた11月15日の日曜日のこと。
私は、久々に寂しくて不安なたまらない気分になっていた。
あの人に会いたくて、話したくて・・。
何故急にそんな気分になったかわからない。女の感だったかもしれない。
私は、朝、昼、晩とあの人の携帯にかけたが、呼び出し音だけだった。

その夜11時過ぎ、夫は居間でテレビを見ていた。
私は風呂に浸かりながら居間の電話のベルが鳴ってるのを聞いていた。
こんな遅くに誰・・・なんかイヤな予感がした。
一旦電話を切ったのか、しばらくして、また鳴る音が聞こえた。
風呂から上がり居間に行ってみると、夫が電話で誰かと話している。
夫は非常に冷静に物静かに受け答えしていた。
受話器を持っていない私にまで言葉は聞き取れないが怒鳴っている声が
響いてきていた。

夫があっちに行ってろっと目配せしてきた。私は怖くなって台所で身を潜めていた。
相手は夫に対して、同じような話をくどくどしているようだった。
夫が逆上したり、取り乱さないのが面白くなかったのかもしれない。
夫は静かに話を訊き、適度に相槌をうっていたが、ほとほとイヤになったのだろう。
「結局、どうしたいんですか?はい、はい。それはうちの問題ですから
あなたには関係ないでしょ。うちで解決することですから。」
と言って電話を切った。
「まったくー、あの男の彼女からだよ。男も少し電話出たよ。電話切ったのに
もう1度かけてきたんだ。なっ、こういうトラブルが出てくるだろう。」
と言って、コラッと怒るような顔をして私の頭を指先でぽんと叩いた。
私は混乱していた。てっきり、奥さんからだと思っていたのだ。
彼女と言われてもしばらくピンと来なかった。一体どういうことなんだろうか。
「彼女だって言ってたの?奥さんじゃなくて彼女?で、なんだって?」
と私は恐る恐る夫に訊いてみた。

「ふたりともかなり酔っていたよ。女が最初に私は○○○○(彼の名前)の彼女
だけどー○○(私の名前)さん出してーと言ってさ、もう寝てるて言ったんだよ。
そしたら、あなたの奥さんは私の彼と不倫して、あんなアルバイトまでしている
のに、あなた奥さんを信じられるのー?私は独身だからいいのー。
私、あなたに会ってみたい。会いましょうよー。私、独身だからいいのー。
今、彼お金無くて本当に困っているのー。お金がいるの。離婚が決まったの。
彼があなたの奥さんと8月に遊んだお金4万円ちようだいー。
酔っていて、ろれつが回ってなくて、20代の女みたいだったなあ。
途中で、あの男も出てきて、○○(私の名前)さんは?○○さんは?て
それだけ言っていたよ。
とにかく俺達夫婦をごちゃごちゃにさせたかったみたいだな。
でも俺があまり冷静でいるから拍子抜けしたみたいだ。」
「4万円て何それ・・。」
私は思わず口にした。
「ありゃぁ、あの男が失業する前からの彼女だろうな。
彼女も苦労するだろうな。可哀相に・・。
お前も、もう少しマシな男と付き合うんだったなあ・・。」
と夫は言った。

私は、この電話により新たな怒りが再び湧いてきていた。
水曜日にあの人に電話する。
「もしもし」
「何今頃?」
そうあの人は言った。
「日曜日のあの電話なんなの?」
「日曜日の電話?何のこと?酔っていて覚えてないよ。」
「しらばっくれて!彼女と電話してきたでしょ。私と夫をどうにかしたかったわけ?
夫は笑っていたわよ。もう過去のことだってね。」
「ああ、彼女と京都に旅行していたよ。」
「京都に旅行?お金が無いて言ってる人が、そういうお金はあるわけね。
お金返してよ。なんであなたの彼女なんかに言われなきゃならないのよ。
奥さんに色々言われるならまだしも。私のことを悪く言って自分だけ
いい子になったんでしょうよ。それに4万円て何よ!」
「いや、お金が無いのは変わりない。4万円は別にーその意味がないけど・・。
すいませんでした。もうご迷惑おかけしません。
もう俺も電話かけないし、あなたからもかけられないように携帯をかえるよ。」
「いいわよ、変えたら。」
と口では言いながらもショックを受けていた。
私は思った。日曜日、私が3回も携帯に電話したことによって一緒にいた彼女に
私のことを説明せざる負えない状況になったのだろうと。
彼女と別れたくないから、私を悪く言い、彼女は逆上して電話をかけてきた
といったところではなかったろうか。

この後、自分のことを多少偽って、あの人の母親に電話をした。
「お忙しいところ恐れ入ります。私、××と言いまして
以前、○○さんとお付き合いしてましたが、今度離婚されることに
なったんですか?日曜日に彼と彼女という人から京都から電話があって
私にお金を貸してくれて電話があったんですけど・・。」
「あなたは、いつ頃付き合われていたんですか?もう結婚されてるんですか」
「数年前以上です。ええ、もう結婚しました。
会社をクビになったとかで、お金がないから貸してくれて」
「日曜日・・京都ですか・・。クビではないです。辞めたんです。」
母親は京都のことは全く知らないようだった。
クビと言った時には強い口調で否定してきたので、私があの人にまんまと騙され
ていたのかもしれない。

数日後、再び彼に電話した。
「もしもし、なんだ、まだ携帯変えてないじゃない。」
と言いながら私は内心ほっとしていた。
「実家にまで電話して、あなたは俺の家めちゃくちゃにするつもり?」
「そんな気ないわ。旅行に行くお金があるんだったら、お金返して!
あなたって人の傷口に塩を擦り込むようなことするのね。
あなたは本当に人をイライラさせる人ね。卑怯だし潔くないのよ。
奥さんがスーツをズタズタに切ったり指輪を投げたりした気持ちも
あなたを刺した女の気持ちもね、よくわかるわ。
去年、1回きりで、ハイさよならてしてもらったほうがよっぽどましだったわ。」
と私は言った。あの人は少し黙った後
「お金返さないて言ったら、また実家にいたずらとかするつもり?」
「そんな事しないよ。いたずらなんて!」
「あなたね、自分のした事(奥様に送りつけたこと)正道だと思っているの?」
と腹に据えかねていたのだろう、あの人はそう言ってきた。
「そんなこと思ってないわよ。じゃ、年末に私があの手紙を渡した時、なんで
あなたは、もう1度最初からやり直そうて言ったのよ!私はその言葉を信じたのに。
さんざん、信じていろよと言ったくせに。」
あの人は返す言葉もなく再び黙ってしまった。少ししてから
「お金のことはひとりで決められないから、家の者と相談してから必ず来週に返事す
るから待っていてよ。」
そう言ってあの人は電話を切った。
来週になっても再来週になっても電話はかかってこなかった。
意地でも自分からはかけまいと思っていたが、12月に入った8日かけてみた。
その携帯はもう使われてなかった。

12月半ば、私は貰ったスカート、食品、本、手紙・詩のコピー、プリクラなど
入れておいた箱をあの人の実家に送った。
その後、あの人がどうしているのか知りません。
ただ、今は幸せに暮らしていることを願っています。


""""""""""""あの人のみならず、多くの人を私は傷つけてしまった。"""""""""""
我夫、あの人の奥様、あの人の両親さえも・・・。
      人を傷つけること、それは自分を傷つけること。
     















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