☆人妻恋愛日記☆


            「人妻の恋愛日記」   第64回
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何か冷たい言い方だねと言われた。


別れたくない気持ちと別れなければという気持ちの中で・・・。
12月11日に別れの手紙はできあがらず、渡したのは
もう少し後になりました。
心の整理がつかぬ中で、別れの手紙を書きつづけていました。


<日記>

12月11日

午前8時30分電話かかってくる。
「おはよう。寒い。」
「カラスが鳴いているね。」
「神社の脇通ってるから。」
「神社通って行くんだ。」
「今日は晴れていて雪降ってないよ。来る?」
「うん、行くよ。」
「じゃ、いつもの時間に待っているから。」
「じゃ、行ってらっしゃい。」
「うん。愛しているよ。」
「愛しているよ。」
と返答したら、
「何か冷たい言い方だね。」
と言われた。
「そんなことないよ。また、風邪ひいちゃって声が出にくいんだもの。」
と私は言った。
微妙にあの人は、私の心を読みとっているのかもしれない。
あの人は久しぶりな気がするとか言っていた。2日話してなかったから。

午後12時10分に会う。
あの人が少し早く来ていた。
「1分遅刻だよ。110円だ。」
とか言うので
「なんで私が遅れた時だけ、そうなるのー」
と言った。
あの人は
「今日は午前中は仕事にならなかったんだよ。会議に課長と一緒に出さ
せられたから。その資料を僕が作ったから。直すのをやったりしたんだ。」
とか少し仕事の話しをしていた。

お店に着いてからあの人は
「久しぶりだね。4日会ってなかったんだ。」
と言った。
あの人は
「ボーナスが70万出て20万は親にあげた。お世話になっているから
当たり前だよね。毎月、5万は実家に入れているんだ。」
と話していた。
「カミさんにも、あげないと可哀相だよな。どの位あげたらいいんだろう」
と言ったので
「ちゃんとあげないと、可哀相だよね。」
と私は言った。
「そのうち、実家出なくっちゃなあ。いつまでも親と一緒じゃ3×歳になって
みっともないもんなあ。俺が家出たらどうする?」
「ご飯作りに行くでしょうー」
「そうじゃなくて・・」
「おかずも作ればいい?」
「おかずを作るとか、そういうことじゃなくて・・」
「掃除に行く?洗濯もする?」
と言って、あの人が何を期待していたのかはわかったけど
私は誤魔化してしまった。

「最近は、ご主人とどう?」
とあの人は訊いてきた。
「ちょっと、言い合いしたりしたよ。お互いに離れて暮らしてみたら
いいところがわかるかもしれないと言ったんだけど、夫は別々に暮らすのは
イヤだって。」
とか話を私はした。
「何か話しがよくわかんないけど一緒に映画観に行ったりして仲いいんだ。」
と言うので
「だって、ふたりで家にいてもつまらないから、映画観に行ったんだよ。
それに前から観たい映画だったから。9日は友達と観に行ったんだ。」
と言ったら
「あれ、9日はご主人お休みじゃなかったの?」
「だって、仕事になったんだもん。」
「なんだー、俺ご主人休みだと思って、遠慮して電話しなかったのに。
声聴きたくなかったの?それだったら、午前8時30分位に留守電入れ
てくれればよかったのに。」

あの人は、実家に帰って両親とあまり話しをしたくないから遅くまで仕事を
するようにしているんだと話していた。

「21日は洋食と和食どっちがいい?」
と訊いてきたので
「洋食がいいかな・・」
と私は言った。
「クリスマス(21日)は、おしゃれしてくるんだよ。洋服ある?」
とか言うので
「無いよ。買ってくれるんじゃないの。」
と冗談を言ったりした。

「プレゼントは何がいい?5秒以内に言わないとあげないよ。」
と言うので
「今、口の中に食べ物が入っているのに〜」
と私。本当は、ふっと思い浮かんだものがあったが、言えなかった。
これから別れようと思っている人に、期待を持たせるようなことは
言ってはいけないだろう。反対に
「何が欲しいの?」
と訊くと
「ネクタイでいいよ。何本あってもいいから。
22日はケーキとりに来てね。本当は選べると良かったんだけれど・・」
とあの人は言った。

体重の話しが出て
「俺、50kgまでしか運べないから」
と言いながら仕草をした。
「じゃー私だめだ。」
と言ったら
「減らせばいいでしょ。」
「だってこれから増えそうだもの。」

帰り際に
「俺の顔忘れるなよ。」
と言うので
「私、写真いっぱい持っているもの。」
と言ったら
「俺もプリクラ沢山持っているから。クリスマス(21日)には
記念にまたプリクラとろうな。」
と言っていた。
別れ際には、やはり、愛しているよと言ってくれた。

午後7時20分頃、電話かかってくる。
「寒いよ。」
「あれっ、コート着てないの?」
「今日こんなに寒くなると思わなかったから、着てこなかったよ。
まだ、俺のコート姿見てないよな?」
「見たよ。誰かと勘違いしてるんじゃないの?」
と言うと
「また、そういうこと言う。」
「もう、すぐ忘れちゃうんだから・・・」

「風邪はどう?」
と訊くので
「さっき薬飲んだから、いくらかいいみたい。」
「俺はひいたみたいだよ。」
「私がうつしちゃったかな。」
「うつして治そうて気だな。」
「そうそう。」
と私は言った。

髪の毛の話しになって
「真茶に染めようかなぁ。」
と私が言ったら
「もう年を考えろよ。」
だって。
「じゃー白いままにしようかなあ。」
と言ったら
「俺、抜くの好きだから抜くよ。」
「じゃ、抜いてもらおうっと。私も抜いてあげるよ。」
と言ったら
「俺、白髪無いもん。」
と言うので
「黒いの抜いて、いっそすっきりさせてしまったら?」
と言ったら
「ずっと一生責任とってくれるなら、そうしてもいいけどさ。」
とあの人は言った。馬鹿なことに
「いいよ。」
と私は軽く返事をしていた。
「俺は手がかかるよ。」
とあの人は言っていた。確かに、そうだろうな。
私は、これについて何と言ったのか覚えていない。

この後、私は下の方もすっきりさせちゃえばて、お下劣な話をしてしまった。
そしたら、あの人は私にもしろだってさ。

「今日は寒いからおでんにしたんだ。」
と私が言ったら
「いいなあ。」
とあの人は言った。
「あなたは、お家に着けば、ご飯できているんだからいいよね。」
「まあね。それはね。だけど、あの気まずい雰囲気がイヤなんだよ。」
と言っていた。
「毎日のことだから、慣れればいいんじゃない。まっ、確かに私も親と喧嘩
した時の雰囲気はイヤだったけど。わかる気するけどね・・」
こんなような会話していたな。
「じゃ、駅着いたから。」
「じゃ、気をつけてね。」
「明日、朝電話するから。」
とあの人は言った。


【説明】

『あの人が何を期待していたのかはわかった』
私自身も家を出ると言って欲しかったのではないかと感じました。

『本当は、ふっと思い浮かんだものがあったが』
それは指輪でした。

『22日はケーキとりに来てね。』
あの人の仕事の関係で、ケーキをいくつか貰えるので
私の分もとっておいてくれたようです。

『黒いの抜いて、いっそすっきりさせてしまったら?』
あの人は3×歳ではありましたが、白髪は私より少なかったのですが
頭頂部から後ろにかけてかなり地肌が見えてました。
そういうわけで、黒髪を抜いてしまってスキンへッドにいっそのこと
してしまったほうがと言ったのでした。



第65回:所詮、先のない別れなくてはならない出会いを。















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